ふるさとのこと

私はふるさとを愛してる。これは嘘じゃない。まことだと思う。 ふるさとを愛す行動が、必ずしもふるさとに暮らすこととイコールでなくてもいいと思う。でも、ふるさとに暮らす人間が減ればふるさとは滅びていく。春、ダムの近くの桜並木で花見をした後に、人…

覚悟と諦めのこと

物語の中で、若い人って「覚悟」したがるというか、「覚悟」するというステップがすごく大事に描かれている。 対して、大人たち。若い人がその背を見るひとたち。このひとたちは「覚悟」よりも「諦め」に焦点が当てられているような気がする。たとえば、若い…

自己愛と他者愛のこと

なんか今日どこかで「片想いは結局自己愛に過ぎない」というような言説を見たような気がする。それが、twitterだったのかtumblrだったのか、はたまた別のどこかだったのかは覚えていない。 ここで私がはたと違和感を抱いたのは、「片想い=自己愛」であるこ…

他人の意見を変えられないこと

もう多分ほとんどの場合において、私は他人の意見を変えることはできない、という実感がある。 こどもの頃は、多少弁の立つことを武器に振りかざし舌先で丸め込む、というようなきたないやり口を多用したものだが、大人になった今、もうそんな多少の巧妙を持…

スポ根のこと

運動神経はからきしであるし、努力や継続を繋ぐだけの精神も無い でも、がんばっているこたちを見るのはたいへんすきだ。 体育祭などのイベントに参加しようとしないひとびとは一定割合で存在する。彼らの考えていることが何なのか、(めんどくさい、だるい…

低気圧のこと

私は低気圧に弱い。 親戚内にはそういうひとがいなかったので、私が臥せって呻いていてもせいぜい夏バテかな、という風に見られていた。当人以外にしんどさの程度は伝わらない。他人の痛みの深さはわからない。 なんでわかってくれないんだ!と喚いても理解…

忘れることと記録と記憶しておきたいとかのこと

物事は放っておくとすぐに忘れてしまう。自分はすぐに忘れてしまう人間であるとおもっている。 なんでも書いておきたいとおもってしまう。残せるものなら残しておきたいとおもってしまう。 それは今、年を重ねて、若く青い過去のことをなつかしんでしまうこ…